結論: 株式会社BAIZが運営していた「BAIZ AI COLLEGE」は、未経験からAI人材を目指す高額オンラインスクールで、66万円〜132万円という高額な受講料と、運営実態の不透明さから注意が必要と考えられます。
- 「無料のAI副業動画講座」から始まり、最終的に66万〜132万円の高額プランへ誘導される構造
- 運営会社は2025年8月に商号を「株式会社リバテック」へ変更・移転しており、BAIZブランドでの事業実態が確認できない
- 旧公式サイトとみられるドメインは第三者コンテンツに転用され、問い合わせ手段が失われている
- 受講して実際に稼げたという裏付けのある報告はほとんど確認できない
- すでに契約している場合はクーリングオフ期間の確認と第三者機関への早めの相談が推奨される
株式会社BAIZとは(概要説明)
株式会社BAIZは、生成AIを活用したビジネススキルの習得を謳うオンラインスクール「BAIZ AI COLLEGE」を展開していた企業です。「未経験から最短2ヶ月でAI人材に」「2ヶ月後には時給5,000円も可能」といった訴求文句で、Webデザイン・動画編集・SNSマーケティング・ChatGPT活用・オンライン営業などのスキルを学べるとしていました。
公式LPやアンケートフォーム経由で「完全無料のAI副業動画講座」に登録者を誘導し、そこから個別カウンセリングを経て有料プランへ案内する形式が採用されていました。無料をうたいながら最終的に高額商品へ誘導する手法は、副業系スクール商法によく見られるパターンの一つです。
社名の由来は「全てのビジネス(Biz)にAIを」というコンセプトからとされ、生成AIを活用した業務効率化の企画・実施、AIツールの選定・導入・運用管理などを事業内容として掲げていました。もっとも、こうした事業説明と実際に展開されていた高額スクール商法との間にどの程度の実績・整合性があるのか、外部から検証できる材料は限られています。
「BAIZ AI COLLEGE」というスクール名自体はSNS広告やアフィリエイト記事を通じて一定の知名度を獲得しており、検索エンジンでも「BAIZ AI COLLEGE 詐欺」「株式会社BAIZ 怪しい」といった関連ワードが複数表示される状況です。これは、広告出稿量に対して実際の評判・実績に関する肯定的な情報発信が少ないことの裏返しとも読み取れます。
「無料」から始まる副業案件は、その後の展開まで確認しないと本当のコストが見えてきませんね。
株式会社BAIZの特商法の表記を確認
株式会社BAIZの会社情報は法人登記上確認できるものの、2025年8月に商号変更・移転が行われており、特商法表記としての実態確認が難しくなっている点が最大の懸念です。
会社情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社BAIZ |
| 代表者 | 田尻百華 |
| 所在地 | 東京都港区芝2丁目2番12号浜松町PREX3階 |
| 連絡先 | 03-6372-1929 |
| 法人番号 | 7010001246188 |
| 設立 | 2024年7月 |
法人番号7010001246188で検索すると、株式会社BAIZは2025年8月7日付で「株式会社リバテック」へ商号変更し、所在地も東京都渋谷区道玄坂へ移転していることが登記情報から確認できます。BAIZブランドでのスクール事業が現在も継続しているのかどうか、外部からは判断がつきません。
なお、一部の検証サイトでは代表者名を「森本拓真」として紹介しているケースも見られ、運営者情報が錯綜している点も透明性の低さを示す一因といえるでしょう。同一の副業案件であるにもかかわらず情報源によって代表者名の記載が異なることは、公式な一次情報が十分に開示されていないことの表れとも考えられます。
特商法で気になるポイント
設立から数ヶ月というタイミングでの高額スクール展開に加え、その後の商号変更・移転によって追跡可能性が著しく下がっている点が問題です。
2024年7月設立という新設法人が、設立から間もない時期に66万円〜132万円という高額商品を展開していました。事業の継続性・信頼性を裏付ける実績が乏しいまま高額契約を勧誘する構造には注意が必要です。
旧公式サイトと見られる複数のドメインを確認したところ、一方はAI副業と無関係な美容情報サイトへ転用されており、もう一方は名前解決すらできない状態でした。問い合わせ窓口としての実態が失われている可能性があります。
特定商取引法に基づく表記とは、通信販売や訪問販売などを行う事業者に義務付けられた、事業者名・住所・連絡先・返品条件などの明示義務のことです。この表記が確認できない、または実態と乖離している場合、トラブル時の対応に支障が出る可能性があります。
類似の副業スクール商法との共通点
「無料講座から高額プランへ誘導する」という構造自体は、株式会社BAIZに限らずAI系・Web系の副業スクール商法で広く見られるパターンです。複数の第三者検証サイトが同様の指摘をしていることから、業界全体として注意が必要な販売手法の一つと捉えることができます。
- 無料訴求で登録のハードルを下げる
- 個別カウンセリングで高額プランへ誘導する
- 「今だけ割引」等の限定性を強調する
- 分割払い・ローンを積極的に案内する
- 設立から日が浅い法人が運営しているケースが多い
こうした販売手法自体は直ちに違法とは限りませんが、契約内容や解約条件を十分理解しないまま高額契約を結んでしまうと、後々のトラブルにつながりやすい点には注意が必要です。
株式会社BAIZの口コミや評判
ネット上の口コミを確認すると、「稼げた」という肯定的な声はほとんど見当たらず、高額な入会金や再現性の低さを指摘する声が目立ちます。
ネット上の口コミ
最初の費用が高い。似たような案件が多く怪しい。
副業検証まとめサイトより申し込みページや広告の情報の通りには稼げない。
副業検証ブログより詳しい説明もないまま高額な料金を請求され、安いプランを選ぼうとしても高額なものを選ばされる。
副業検証サイトより複数の検証サイトが独立に同様の指摘をしている点は、単発の悪評ではなく構造的な問題である可能性を示唆しています。実際、こうした「無料訴求→高額プラン誘導」の型は、AI副業・Web副業ジャンルの高額スクール商法に共通する特徴として、複数の第三者検証サイトでも繰り返し指摘されてきました。
SNSでの評判
高額な入会金が評判の大きな原因になっている。
口コミまとめサイトよりSNSやレビューサイトでは、スクール受講後に実際に案件を獲得し継続的な収入を得られたという具体的な報告はほとんど見つかりませんでした。「※個人差があります」という前提を踏まえても、成功事例の乏しさは気になるポイントです。
また、AIスキルという分野自体が近年参入者が急増しており、差別化が難しい領域であるとの指摘も複数のサイトで共通しています。66万円〜132万円という初期投資を短期間で回収できる保証はどこにもなく、投資額に見合うリターンが得られるかどうかは受講者本人のスキルや営業力に大きく左右されると考えられます。
特にプレミアムプラン(132万円・10ヶ月)のような長期高額コースは、途中解約時の返金規定や、講座内容が受講者のレベルに合わなかった場合のフォロー体制など、契約前に確認すべき事項が多岐にわたります。こうした条件が契約書上どこまで明記されているか、事前に書面で確認することが欠かせません。
株式会社BAIZに登録してみた結果
公開情報をもとに登録〜勧誘の流れを確認したところ、無料講座から高額プランへの誘導という一般的な副業スクール商法のパターンに沿っていることが分かりました。
登録〜勧誘の流れ
- LPやSNS広告から「無料のAI副業動画講座」に登録
- アンケートや適性診断への回答を求められる
- 個別カウンセリング・説明会への参加案内
- ライト(66万円)・スタンダード(99万円)・プレミアム(132万円)のプラン提示
- クレジットカード分割払いやローンを勧められるケースの報告
無料の講座がいつの間にか100万円超えの契約になっている……この流れ、要注意です。
ビジネスモデルの実態
「AIスキルを習得して案件を獲得する」という建付けですが、実際の収益源はスクールの受講料そのものであるとの指摘が複数のサイトで共通しています。AIスキルは差別化が難しい領域であり、高額な受講料に見合う投資回収ができるかどうかは不透明です。
カウンセリングの場では「今だけの特別価格」「今日決めれば割引」といった心理的な圧力をかけられるケースが報告されており、その場で冷静な判断をしにくい状況に追い込まれる可能性があります。契約前には一度持ち帰り、家族や第三者に相談する時間を確保することが重要です。
また、クレジットカードの分割払いや信販会社のローンを利用した支払いを勧められるケースも報告されています。ローンを組んだ場合、たとえスクールとの契約を解除できたとしても、信販会社への返済義務が別途残ることがあるため、支払い方法についても慎重な確認が必要です。